SMILE MOON BANDでのレコーディング、ゆっくり進行中です。
今週の火曜日と水曜日、渡辺秀也のパーカッションとデイジー☆どぶゆきのウクレレの収録が行われました。
今回は8曲入りのアルバムです。
そのうち7曲はSMILE MOON BANDでの演奏です。
1曲はELLIS時代の懐かしい曲「4 SUMMERS」を私のウクレレと近藤洋史のベースでお届けしたいな、と思っています。
6月のリリース予定。
以前から話してた「キプカ」がタイトルです。
歌入れはこれから。
歌詞もまだ流動的。
でも、全体的には、暖かな風が吹くアルバムになりそうです。
早く聞いて欲しい〜〜。
今回作った曲で「タマナの島」という曲があります。
この曲は母島を歌った曲。
そして今年は私の相棒のようなタマナ・ウクレレ、タマーニャが生まれて5周年。
今年この曲が生まれてくれて、誰より私が嬉しくて仕方ないです。
セイレン弦楽器工房の高橋信治さんに作られたタマーニャは、5年前の2016年の1月にうちに届きました。
それを遡る1年位前に、母島で間違って倒されたタマナという木がウクレレになるかも、という話を聞いたこと。そして、なぜ切られなくてはならなかったのかの切ない物語にやられてしまっての注文でした。
だからその時、そのウクレレがどんな音がするかは、まるで知らなかったのです。
出来上がったウクレレは、コアのウクレレとはまるで違った。耳触りのいい暖かな音。生音はあまり大きくはないけど、それもかえって使いやすい。
ウクレレなのに包容力がある。
一人で弾き語る私にとって最高の音。
私の声はハイトーンだから、高い抜けすぎる音だと声とぶつかっちゃうけど、
タマーニャはそんなことは一切なく、あっという間に私にぴったりのウクレレになりました。
その日から5年。
ほぼ毎日使って、傷だらけで塗装もハゲハゲで、木自体のピンクっぽかった色も濃くなってきています。
そんなタマナへの想いを込めた「タマナの島」を、私が母島でお世話になった方達ひとりひとりへ感謝を込めて贈りたいと思っています。
まだこれから歌入れだけどね。
がんばる!
”ふるさと”と呼べるふるさとのない東京生まれ育ちの私が、母島を「ふるさと」にしたいと思った気持ちを聴いて欲しい。
もしかしたら、それは、母島が好きになってしまった人が皆持ってる共通した気持ちなのかもしれないと思うから。
※写真は2017年の母島の母タマナの上にそろったタマーニャと兄弟のタマナウクレレ達。