キプカへの旅

今年は長梅雨で遅れながらも急に始まった夏。
そして、その遅れを取り戻したいのか?と思うくらい過激に熱い日々!
いつもの8月23日の誕生日ライブを終えると時間をかけて徐々に秋の気配が入り込んでくるはずが、あっという間に秋ーーー。
あっという間に冬になりそう。。。
夏を楽しむ時間が本当になかったことが、私のタイム感を狂わせてるような気がするなあ。
何だか、足りない気持ち。。。

5月に注文したウェブキャスティングミキサーがやっと出荷されたようです。
いつも翌日には届くようなお店からですが、
世界中から注文が殺到してるウェブキャスティングミキサー。
商品が入荷されなくて、4ヶ月以上待つことになりました。
世界的にも待たれてる商品。
これは、配信の時に、より音をバランス良くして、ネットと繋いで直接お届けできるようにする為のものです。
今は、自宅からの配信に関しては、ライブは予定がないので、ウクレレレッスンで使えそうです。
あと、一人でどこかへ行ってそこからの一人配信ライブとかね。
でも考えたら、また機材が増えてしまって、重いではないか。
どこかでは、考えないようにしよう。。。
ふ〜〜〜。

いろんな事がいっぺんに変わって、毎日躁状態で乗り越えてきた時期を過ぎて、
やっといろいろ考える事ができるようなこの時期。
次のアルバムをどうするか、内容はどうするか、
を考える前に、
タイトルだけ決まりました。
実はもうずっと前に決めてたんだけど、やはりこの時期を越えても、この言葉は残りました。

「キプカ」

火山性地勢に関して用いられる火山学の言葉で、新しい溶岩流に囲まれてのように残る古い土地を指します。その土地が古ければ、そこだけに植物が茂っている。

今年行く予定だったハワイ島では、2018年の溶岩流で燃え残ったキプカを見に行こうと思ってた。
溶岩に流されずに残った緑。
それは、まるでこのコロナ禍で変わってしまった沢山の事と同時に、変わらなかった大事な事を示してるような気がするのです。

そして、変わらず植物が生い茂るその場所を
私は自分の心の中に探したいと。

「キプカ」への旅は、心の中で粛々と続いているのです。